Biography
Noise meets Psychedelic and Dance-tune日本の首都東京から太平洋沿いに西へ進むと、車で有名なあの豊田市があり、更に進むと名古屋市へと辿り着く。2000年代の今、多くのパンクバンドを内包する中堅都市である。CHAOSCHANNELは、結成は大阪だが、2005年頃、この名古屋でギタリストのTAKと共に再結成された(アーティストプロフィールにはそれ以前のことは「どうでもいい」と記されているのであえて触れるのは止めておこう)。再結成後も数回のメンバーチェンジがあったものの、2009年、以下のメンバーによりファーストアルバムのオリジナル版をリリース。「How you'd never been so high, (but then, you'd never needed to be?)」(放題『そうだ!!その通りだ!!パンクならセンスで決めろ!!』)は、全13曲入りのサイケデリック感漂わせるノイジーでパンクロックなアルバムだ。鈴虫の軍隊のような、また、森林のざわめきのようなサウンド。重低音なのに輪郭溢れるベースとダンサブルなトラックパターンのコンビネーション。もちろん、そのすべてを堪能できる。おっと、忘れてはならないのが、「俺が歌えばそれがCHAOSCHANNELさっ!!」と言い切るナメきったNo.6節も健在。
世界で唯一CHAOSCHANNELだけに許された音楽理論と想像論理の境地がこれだっ!!
彼らの特徴は音、音楽、音楽性よりもむしろ姿勢に表れる。固定概念、価値観念という言葉で括られるすべてをことごとく嫌い、彼らの解釈で再構築される。それは結論、音楽性にも表れ、重々しい雰囲気のベース音にもポップさをくっ付けてしまい、がなり立てず痣け笑い、ヒューマニズムを無視するも、ダンサブルなトラックパターンをプログラムする。彼らにかかったら何が五月蝿くて、何が荒々しくて、何が汚くて、何が正論なのか、そのすべてがどうでも良く思える。しかし彼らはジョークでも無く、茶化してる訳でも無い。
No.6(Vocal & Programming)
TAK(Guitars)
unohiroyuki(Bass)
Miyachi(Purcussion)